教育

居場所を選ばせる①

子どもも大人も
自分の”居場所”を見つけることが難しい時代になったなぁととても感じます。
価値観、固定概念、過去の習慣、格差・・・・
様々な制約が居場所を見つける判断を鈍らせているようにも思います。

誰もが自分が自分で居れる心地よい場所に居たいはず。
その場所を自分で探し選ぶことができれば、
きっと豊かな人生が得られるのでは。

私には3人の娘がいます。
中2、中1、小5
本当に三者三様です。

一方、私は一人っ子
兄弟ゲンカ、テレビの取り合い、おかずの取り合い・・・・
全く無縁の人生を送ってきました。
そんな私にとって3姉妹の子育ては、試行錯誤の連続です。

3人を観察していると、とても不思議な感覚に陥ります。
小さいコミュニティであはありますが、
人間関係が集約されていて、
私が教えてあげられないことを自分たちで学習している。
これも教育の一つなのかもなぁと、
環境が大切だということをわが子から学ぶことも多いのです。

私が主人と学習塾の経営を始めて15年が経ちます。
小さな小さな個人塾ではありますが、
ご縁あって延べ100人以上のお子さんとその保護者様と
関わりを持ってきました。

そのお子さんや保護者様が塾にカウンセリングにいらして
必ず口にすること
それが

「自分(わが子)合った塾を選びたい」

という言葉です。

このことは、塾をスタートさせた時から全く変わらない現象です。

・勉強させたい
・○○高校に行かせたい
・勉強が好きになって欲しい

このような目標の前に
まずは環境を選びをしているんですね。

何かにチャレンジしたり何かを得る前に、
自分の身を置く環境を選ぶことがその結果を大きく左右します。

高校受験もその一つですし、
大学進学も就職も。
今では中高一貫校も増え、義務教育である中学校を選択することができる環境が広がっています。
目標設定があるから環境を選び、目標に向かって進み目的を達成する。
私が小さい頃の地域では、住んでいる学区の小学校・中学校に進学することがあたり前でした。

私立中学を受験するといえば、
「お金持ちなのね」
「教育熱心なご家庭ね」
「公立が合わないのね」

なんて言葉が合言葉のように飛び交っていた記憶があります。

実際に、
私の主人は中学受験を小学校の担任の先生に勧められたそうです。
義母に聞いた話ですが、
「○○くん(主人の名前)はとても個性的ですからね、
私立にいったほうがのびのびとできるでしょう」
と個人面談で言われたそうです。

その意味が義母はよくわからなかったのですが、
そのまま中学受験というレールに息子を乗せたと。

今思えば、不思議ですね。
なにが普通で何が普通でないのか。
本人(主人)が決めたことではなかったのも事実。

そんな中、
私と主人に大きな衝撃を与えた出来事がありました。
それが、近隣に県立の中高一貫校が開校したことでした。









わが子の将来の夢のために 家族の将来のために 自分の老後のために HAPPYの輪を広げるために お金を勉強し、 殖やし守ることに目覚めた自称 ‶こばさん″。

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